やんごとなきの意味と使い方・類語と例文

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やんごとなきの意味と使い方・類語と例文

「やんごとなき」の意味

「やんごとなき」は漢字で「止ん事なき」と書きます。止める事ができない、つまり放ってはおけないという意味が転じて「とても重要な事」を示す言葉となったのです。

やんごとなきは主に二種類の使われ方があります。一つはとても重大な事情がある場合「やんごとなき事情」といった形で使われます。そしてもう一つは「やんごとなきお方」といった具合に、とても位が高く高貴な身分の人を指す言葉として使われる場合です。この両方とも「放ってはおけない」という意味から生まれました。

いずれにせよ普段、日常会話では「やんごとなき」はめったに使われることはありません。主に映画やドラマなどの創作物で聞いたり見かけたりすることがあるくらいです。

「やんごとなき」の使い方

やんごとなき事情で会議に遅刻しました。

遅刻した理由を本当にこのように説明すると怒られるかもしれません。「やんごとなき」は「やんごとなき身分」にある人が使ってこそ自然に受け入れられる言葉であるとも言えます。ですからまず間違いの無い正解は「やんごとなきは使わない」ということになりますね。

「やんごとなき」の例文

やんごとなき身分のお方が馳せ参じられた
私の憧れである●●様は誠にやんごとなきお方である
やんごとなき事情により会議は中止となってしまった
やんごとなき理由であったため仕方なく承服した
彼は現在やんごとなき状況に身を置き粉骨砕身頑張っている

「やんごとなき」の類語と応用・例文

やんごとなきの類語は「のっぴきならない」や「重要な」、「切羽詰まった」、「尋常でない」、「緊急な」、「高貴な」といった言葉になります。基本的には高い身分を表すか、もしくは緊急事態であることを示す言葉として使われるのですね。

のっぴきならない事情で結婚式は欠席させて頂いた
のっぴきならない理由が出来たため予定は全てキャンセルした
重要な場面の連続で肩がこってしまった
絶対に失敗できない重要な仕事を任せられてしまった。
彼は切羽詰まった状況となった理由を丁寧に説明してくれた
切羽詰まった彼は全てを捨てその場から逃げる決意をした
尋常ではない状況にチームメイト達は押し流されてしまいそうだ
尋常でない剣幕で上司から叱られてしまった
緊急のお願いを申し上げます
緊急事態が発生しました。関係者はすぐに第一会議室に集合してください
高貴なお方からの伝聞を預かって来ております
あのお方は大変高貴な身分。決して話しかけてはいけません。

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