適宜の意味と使い方・類語と例文

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適宜の意味と使い方・類語と例文

「適宜」の意味

「適宜」は「てきぎ」と読みます。意味としてはその時のシチュエーションによく適応している様、適切に処置されている様を表しています。例えば、仕事中にちょっとしたトラブルが発生した場合、それを迅速に処理するこが出来たならば「適宜処置された」と表現するわけです。

類義語の一つである「適切」と非常に近い意味があり、使い方もほぼ同一です。適切のほうがどちらかといえば平易な言葉であり、話し言葉としてもよく使われますが「適宜」は文書として使われるケースが多い傾向があります。これは理由の一つとして「てきぎ」という言葉がやや発音しにくい事が挙げられます。言いにくく、聞き取りにくい面があるのです。

適宜は非常に便利な言葉ですが、何かを説明する文章で多用すると、詳細かつ具体的な部分を省いてしまい読み手の判断に委ねすぎてしまうという弊害が起こる可能性もあります。ですから「適宜判断する」や「適宜処置する」といった文言は状況と読み手の能力を考慮し使わなければなりません。なんでもかんでも「適宜」で済ませてしまってはいけないのです。

「適宜」の使い方

作戦中は状況に応じて各リーダーが適宜行動を判断し、隊員はそれに絶対従うこと。

適宜という言葉には各人が適切に状況に対応するという意味が含まれています。そしてリアルタイム性もその意味の中にあると考えて良いでしょう。つまり「適宜判断」といった場合は、落ち着いて会議室で何かを話し合う…という状況ではなく、現場で即応しなければならない状況にあると考えた方がよいのです。仕事でも何か競技種目の最中等であっても同様です。

「適宜」が指し示す主体とは主に「個人」です。組織や団体全体ではなく「各人が適切に行動する」という意味合いが強いと言えるでしょう。

「適宜」の例文

講習会終了後は各人、適宜解散してください。
状況に応じて適宜対応できるようにならなければ一人前とは言えない。
一人ひとり、適宜処置していく。

「適宜」の類語と応用・例文

彼は適当なタイミングで上司に進言するのが得意だ。
彼女は思考に柔軟性があるので臨機応変に対応できる。
その都度、適切に処置していたため万事問題無しです。

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