うやうやしいの意味と使い方・類語と例文

スポンサードリンク

うやうやしいの意味と使い方・類語と例文

「うやうやしい」の意味

「うやうやしい」は漢字で「恭しい」と書きます。その意味は「とても礼儀正しく丁寧である様」となります。神前儀式であったり、とても目上の人と接する時の態度ということになりますね。

ただ、うやうやしいは使い方を一歩間違えると嫌味のような意味や、卑屈のような意味に聞こえてしまう事もあるので注意が必要です。例えば会社の上司から「客先では失礼の無いようにしなさい」と言われた場合、「はい。うやうやしい態度で臨んで参ります」と答えたのではそこに卑屈な姿勢が垣間見えてしまうものなのです。

「うやうやしい」は日常生活の中ではあまり使う機会はないかもしれません。あくまでも第三者的な目線で、誰かが誰かに敬意を持って礼儀正しく接している姿を評する時に使われる言葉であると理解しましょう。自らが「うやうやしくします」とは言うべきではないのです。

「うやうやしい」の使い方

彼は緊張した面持ちで卒業証書を受取り、うやうやしく頭を下げた。

うやうやしい態度というのは同時に緊張感のある態度であり、厳粛な面持ちで相手に対してひれ伏すかのような状況と言えます。うやうやしくされる側というのは目上の人や立場の強い人、宗教関連の施設ということになりますが、この「される側」に対して「うやうやしくされていましたね」と伝えるのは大変無礼です。うやうやしい態度というのは本来、本人の内側から自然発生的に湧いてくる敬意の発露であって、うやうやしくされる側が促したりましてや強制するようなものではないのです。


うやうやしいという言葉はこのように使い方がややシビアですから、間違って使って相手を不快な気持ちにさせないよう注意しましょう。

「うやうやしい」の例文

初詣の日、お賽銭を入れ、家族でうやうやしく頭を下げた
入院中、社長が御見舞に来られたので妻とともにうやうやしくお辞儀をした
客先ではうやうやしい態度を心がけている
大事なお客様を襟を正してうやうやしくお迎えする
息子がうやうやしい態度で接してきた時は何かをおねだりをする時だ

「うやうやしい」の類語と応用・例文

うやうやしいの類語には「慎ましい」や「思慮深い」、「礼儀正しい」といった言葉があります。どれも控えめで丁寧な態度を表す言葉です。

慎ましい生活を心がけ老後の生活資金を蓄える
女性は慎ましい性格の人が多かったが最近は違うようだ
思慮深い性格の彼は常に石橋を叩いて渡るように生きてきた
目上の人には礼儀正しく接する。それが常識である

サブコンテンツ

このページの先頭へ