煩雑の意味と使い方・類語と例文

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煩雑の意味と使い方・類語と例文

「煩雑」の意味

「煩雑」は「はんざつ」と読みます。込み入っていて煩わしい様を表す言葉ですね。「煩雑な処理」や「手続きが煩雑」といった使い方が一般的です。

煩雑という言葉を使う場合、その背景として煩雑である対象に対する不満や、煩雑である事そのものを問題視しているという意味、または煩雑である対象を改善しようとしている意思がある場合がほとんどです。つまり、顧客や取引先に対するビジネスメールの中で「煩雑な処理を行って頂きありがとうございます。」といった使い方をしてはいけないのです。相手方からすれば「煩雑だと分かっているなら改善しろ!」と思われてしまうからです。

同僚や仲間内において、物事の煩雑さに対する不平不満を口にする場合は良いのですが、取引先や顧客、上司といった立場の人との会話や文章で「煩雑」を使う場合はかなり慎重になるべきなのです。

「煩雑」の使い方

煩雑な処理を改善するため社内を全面的にIT化する方針が決定した。

煩雑な処理というのはビジネスにおいても、あるいは消費者という立場にあっても様々な場面で感じる事が多いものです。過去の遺物のような業務内容が未だに残っている大企業も意外と多い一方、IT化されたはいいものの処理が煩雑で入力の手間が以上に掛かるシステムも多いものです。

煩雑な処理は企業の生産性を下げ、社員のヤル気も削ぎます。また、ネットショッピングやネット予約の画面操作が煩雑であれば顧客は遠ざかってしまう事でしょう。

「煩雑である事」に慣れてはいけません。煩雑さは必ず解消しなければならないのです。そして「煩雑」という言葉を使う場合は、対象について非常に大きな不満を持っていることの表明であると自覚しましょう。

「煩雑」の例文

毎月末に行う処理が煩雑なので徹夜続きの勤務となってしまう。
事態の混乱は一向に収束せず、煩雑極まる状態となっている。
役所の仕事は煩雑で困る。
煩雑な作業が続き納期に間に合いそうもない。

「煩雑」の類語と応用・例文

面倒な作業はいつも私に任されてしまう。
厄介な処理に社員全員で頭を悩ましている。
事態は複雑さを増している。

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