胸をつかれるの意味と使い方・類語と例文

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胸をつかれるの意味と使い方・類語と例文

「胸をつかれる」の意味

「胸をつかれる」とは心に大きな衝撃を受けることや、ショックを受ける事を意味しています。特に、予期せぬ瞬間(何気ない会話や冗談など)に不意に心を揺さぶられる言葉を聞いたり、様子を目にした時に「胸をつかれる(衝かれる)」と表現するのです。

その他、あまり使われない用法ですが「複雑な感情が募っている様」を表す場合もあります。卒業前や入学前、結婚前、引越し前等など、人生の節目において思い出や将来への不安、希望といったたくさんの感情が入り混じって心の中で大きくなっている状態を「胸をつく」と表す事もあります。

いずれにせよ、心に衝撃を受けたり揺さぶられている状態であることに違いはありません。なかなか明文化しにくい混沌とした人間の感情を的確に表すための言葉と言えるでしょう。

「胸をつかれる」の使い方

何気なく見ていた子供向けアニメのセリフにハッと胸をつかれた。

何気ない日常の中にも驚きや感動は多く潜んでいます。例文のように「たかが子供向け」と思い、何の気なしに見ているだけのアニメの中にも思わず大人がハッとさせられる、胸をつく言葉が隠されている事もあるのです。

小さな子どもや空気のような存在の家族、いつも顔を合わせている友人たちからも不意に胸をつく言葉が発せられる時がありますね。忘れかけていた大切な感情に気づかせてもらえた時、そういう場面こそが「胸をつかれた瞬間」と言えるでしょう。

「胸をつかれる」の例文

幼い娘の言葉にはっと胸をつかれた
私が冗談つのつもりで言った言葉はどうやら彼の胸をついたようだ
漫画の登場人物のセリフに胸をつかれるとは私もまだまだ幼いな
彼女の胸をついてやろうと頭を捻ったがちっとも良いセリフが思い浮かばない
明日の朝には出国するのかと思うと様々な思いが胸をつく

「胸をつかれる」の類語と応用・例文

「胸をつかれる」の類語は「心を打たれた」や「胸を打たれた」、「心に響いた」、「痛感した」、「魂が揺さぶられた」といった言葉になります。全て心に大きな衝撃を受けたことを表す言葉ですね。それぞれ若干使われるシチュエーションに違いはありますが、例文で一つひとつ感覚を掴んでみましょう。

ある偉人の伝記を読み、そのあまりに壮絶な人生を知って心を打たれた
子どもたちが必死に頑張る姿を見て胸を打たれた
彼の必死の努力を知っているだけにその言葉は心に響いた
日々の積み重ねがいかに大切かを改めて痛感した
講話を聴き魂を揺さぶられ

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