「ネイティブ」の意味と使い方・例文
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「ネイティブ」の意味
「ネイティブ(native)」とは単体だと「地元の人」「元々その土地にいた人」という意味があります。他の言葉と結びつけると「自然の」「天然の」という意味でも使うことができます。「ネーティブ」とも発音されることもありますが、どちらも間違いではなく、言い方の違いにとどまります。
「ネイティブ」という言葉が日本で最もよく使われるのは「ネイティブスピーカー」でしょう。これは「母国語を話す人」という意味で、「英語のネイティブスピーカー」と言えば、英語を母国語としている人のことを指します。しかしネイティブスピーカーは英語に限らず使うことができ、日本語や中国語、ロシア語などさまざまな言語について、その言語のネイティブスピーカーがそれぞれ存在するということです。
「ネイティブ」の使い方
- 「彼の先祖はネイティブアメリカンだそうだ」
ネイティブアメリカンとは、アメリカの先住民のことです。ネイティブを「天然の」という意味で使っています。言葉の意味だけで言えば、ネイティブジャパニーズ、ネイティブコリアンなどとも使うことはできます。しかしネイティブアメリカンという言葉は一般に広く認知されているので、他の地域にネイティブを使うことはほとんどありません。 - 「私の日本語はネイティブです」
日本語を母国語として使っている人であれば、このようにネイティブを日本語について使うことができます。母国語以外の第二言語として習得したものについては使いません。 - 「彼女の英語はネイティブレベルだ」
ネイティブと変わらないほどのレベルで英語を話す人のことを指しています。母国語以外の言語についてネイティブになることは、言葉の意味の面で言えばできません。しかしネイティブと間違えてしまうような流ちょうな英語を話す人という意味で「ネイティブレベル」と言うこともあります。
「ネイティブ」の例文
- 「彼女は帰国子女だから、英語はネイティブだよ」
- 「私もエリーのようにネイティブな英語が話したい」
- 「通訳にはネイティブレベルの英語力が必要だ」
- 「ネイティブでなくても、言葉は伝われば良い」
- 「子どもを英語のネイティブスピーカーにしたくてアメリカンスクールに入学させた」
「ネイティブ」の応用・例文
- 「この部分には貴重なネイティブコッパーを使っています」
ネイティブコッパーとは天然にできた自然銅のことです。他にもネイティブトラウト(天然マス)など、物の名前や種類に「ネイティブ」が使われていることもあります。 - 「これはネイティブアプリケーションなので、端末の種類を選びません」
ネイティブアプリケーションとは端末の種類に依存せず、ブラウザーであれば利用できるアプリケーションのことです。この場合の「ネイティブ」は「基本の」「ベースとなる」という意味で使われています。
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