「意味深長」の意味と使い方・類語と例文

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「意味深長」の意味

「意味深長」とは、人の言動や文章などに見られる意味や理由に、他の意味が含まれていたり隠されていたりする状態を指します。一見、さして深い意味がないように見えることでも、その言動を発した本人が別の意味を含んでいたり、受け取る側が何かが含まれているように感じたりすることです。日常生活では「意味深(いみしん)」という言い方が主流です。「意味深長」の「深長」の部分は「一見表には見えない深く長いもの」を表しています。

「意味深長」の使い方

  • 「彼の言い方は意味深長で気になる」
    他人の言い方に、言葉以外の意味が隠されているように感じた場合に使います。本当に何かが含まれている、含まれていないの事実とは関係ありません。受け取る側がそう感じれば「意味深長」という言葉を使えます。
  • 「彼女のあの振る舞いは意味深長だったね」
    他人の言動だけでなく、その振る舞いに対しても「意味深長」は使うことができます。表向きな言動に留まらない意味を感じ取った場合に使える表現です。
  • 「私は敢えて意味深長にも取れる表現を使った」
    「課長には私の行動が意味深長に映ったようだ」
    「意味深長」は自分の言動についても使えます。自分の言動に他の意味が含まれているかどうかは問題ではありません。他人から見て意味深長に見えた、または見えるだろうという他者の視点で使うことができます。もちろん、自分自身が言動の中に表面的な意味以外のものを含んでいるとわかっている場合にも「意味深長」は使えます。

「意味深長」の例文

  • 「あなたの言い方は意味深長だった」
  • 「あの意味深長な振る舞いには彼の本音が見えた気がする」
  • 「彼女の振る舞いを意味深長だと感じるのは無理もない」
  • 「部長に対して意味深長な言い方をした」
  • 「社長の話はいつも意味深長で聞いていて考えさせられる」

「意味深長」の類語

  • 「意味ありげ」
    「意味深長」とほぼ同じ意味を持っているのが「意味ありげ」です。違う点は「意味深長」に比べて、さらに口語的でやや直接的なところでしょう。「あの意味ありげな言い方は~」などと使い、どちらかと言うと少しネガティブな心情で使われることが多い言葉です。「あんな意味ありげな言い方しなくてもいいのに」など、その人の言動について消極的な感情を持っている場合に使われます。
  • 「わざとらしい」
    「意味深長」とはややニュアンスや意味が異なりますが「意味深長」や「意味ありげ」な行動が度を越すと「わざとらしい」という表現が当てはまるようになります。「わざとらしい」とはいかにも真意をくみ取って欲しいような、露骨な言動のことです。「意味深長」や「意味ありげ」よりもネガティブな心情で使われることが圧倒的に多い表現です。
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