暫定の意味と使い方・類語と例文

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暫定の意味と使い方・類語と例文

「暫定」の意味

「暫定」は「ざんてい」と読みます。意味としては「本決まりではないがほぼほぼ確定している事」や「とりあえずは仮の」という意味ですね。「暫定」の反対語は「確定」ですので、その点からも意味を推察して頂けることと思います。

物事にはとりあえずその役割を担う立場の人や機関がなければ話が進まない事があります。例えば何らかのトラブルで組織のトップがいなくなってしまった場合、暫定的にトップの役割を担うのが副代表であったり副社長、副委員長、副議長などとなるわけです。また、政治的に混乱をきたした国などの場合は軍部主導で暫定政権が作られ、その後国民投票が行われる事もあります。

このように暫定とは本来の手続き通りに物事が進まず、何か突発的なトラブルが発生した場合に使われる事が多いのです。

「暫定」の使い方

暫定チャンピオンであった彼は王者統一戦に勝利し真のチャンピオンとなった。

暫定の使われる言葉として「暫定チャンピオン」という単語もよく耳にすると思いまず。ボクシングなどでよく使われますね。暫定チャンピオンは正規のチャンピオンが怪我や病気で長期戦線離脱してしまった場合に、ランキング上位の選手同士で「暫定王者決定戦」を行い決められます。その後正規のチャンピオンが復帰次第、暫定チャンピオンとの王者統一戦が行われるのです。

暫定チャンピオンの権限は正規チャンピオンと何も変わりません。ベルトも保持しますし防衛戦も行われます。まさに「暫定」という意味通りですね。

「暫定」の例文

米国主導による暫定政権が作られその後国会議員を選出する選挙が行われた
社長の突然の退任により暫定的に副社長が全執行権を持った
贔屓のチームが暫定首位であったがシーズンが終わってみればなんと最下位だった
両国の首脳が会談し暫定合意に達した
何度にも渡る実験によりほぼ正確であろう暫定値が得られた

「暫定」の類語と応用・例文

暫定には「仮の」という意味があります。また、正規ではないが同等の権利や責任を持つ、という意味もありますね。ですから類語は「内定」や「予定」、「仮定」、「臨時」、「応急処置的な」などが該当します。

次期専務として内定していた●●氏だったが、不祥事がバレてご破産となった
今月は年間売上トップとなる予定だったがなんとか達成できそうである
彼が社長に就任したと仮定すると一体どんな組織図を作るだろうか
臨時の区役所として設定されたテント内で職員が徹夜で働いている
あくまでも応急処置的な対応であったがそのおかげで一命を取り留めた

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