とりとめのないの意味と使い方・類語と例文
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「とりとめのない」の意味
「とりとめのない」の中の「取りとめ」というのは、要点あるいはまとめのことを指します。ですから「とりとめのない」というのは、要点が定まってなく、さらにはまとまりがないという意味になります。
「とりとめのない」という言葉はある意味否定的な言葉として使われることが多いようです。本来「とりとめ」というのは「取り留め」という意味で、話の結論さらにはまとまりのことを指します。それを「ない」ということで否定しているのです。
もっともここでいう「とりとめのない」の「とりとめ」はさして重要ではない内容となっていることが多いです。とりとめのない話という言葉がよく用いられるのですが、この場合は否定的な意味ということでネガティブな印象を受けてしまいますが、このときの話というは、単なるおしゃべり、いわば井戸端会議的な話といった意味でつかわれることが多いのです。
職場の会議などで会議内容の要点が定まってなく、あるいはまとまりがない、というときに使うものではありません。さして重要ではない、先述したように井戸端会議的なときに使うものと考えていいでしょう。的がしぼられていない軽い話と考えればいいと思います。
「とりとめのない」の使い方
「近所の主婦たちのとりとめのない話に耳を傾けてみる」
ここでいうとりとめのない話というのは井戸端会議というよりも俗に言う世間話と考えてもいいでしょう。逆に言うと世間話ということになれば、さしたる論点もありませんから、これが言いたいということもありません。強いて言うなら「いい天気ですね」あるいは「さむくなりましたね」といった天候的なものくらいでしょう。もっともだからといって「どうでもいいこと」というのとは意味が違いますのでそのあたりは混同しないようにしたいものです。
「とりとめのない」の例文
とりとめのない考えだ
そんなことはとりとめのない話だ
とりとめのない日々に飽きている
とりとめのない日常が幸せである
とりとめのない事など気にしない
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「とりとめのない」の類語と応用・例文
「とりとめのない」という言葉の類語として一番近いのは「他愛のない」という言葉でしょう。ほとんどの「とりとめのない」という文章についてこの「他愛のない」という言葉を入れ替えても文章の意味について遜色はないと思います。気を付けたいのは「どうでもいい」という言葉が近そうに見えますが、「どうでもいい」というのは否定的であり「とりとめのない」の類語にはあたりません。
他愛の無い日常が幸せだ
そんな事は他愛の無い事だ
とるにたらない出来事だ
あんまり気にする事ではない
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