前提の意味と使い方・類語と例文

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前提の意味と使い方・類語と例文

「前提」の意味

前提とは話や議論を行う前段階での共通認識を指す言葉です。前提となる認識や知識がズレた状態で議論を進めても話がすれ違うばかりで一歩も前に進まなくなってしまいます。ですから、議論を行う上で「前提」となる部分をしっかり定義しておくことは極めて重要なのです。

また、話や議論以外にも「何かが成り立つ条件」として使われることの多い言葉でもありますね。明文化されるにせよ、されないにせよ、大変重要な意味を持つ単語であると言えるでしょう。

「前提」の使い方

彼は匿名を前提に新聞記者からのインタビューを承諾した。

上記例文の場合は「匿名である」事が前提となっています。つまりインタビューを成立させるための条件として「匿名である」必要がありますよ、という事ですね。このように物事が決まるためには必ずと言っていいほど何らかの前提があるのです。

極端に言えばお店で物を買う場合には代金を支払う事が「前提」となりますし、これを逆に表現するとお金を渡すためには品物を受け渡してもらえることが「前提」となるわけです。当たり前の事のように思えるかもしれませんが世の中は常識的な「前提」によって成り立っていると言っても過言ではありません。

つまり、前提が狂えばその後の全てが狂います。週末の予定を立てるのにもその日が急に仕事になってしまえば全部おじゃんです。仕事が無いことが「前提」なっているわけですからね。

「前提」の例文

ほとんどの参加者が高いレベルでの前提知識を有しているため討論は白熱した
結論を導き出すためには明確な前提条件が示される必要がある
前提の無いまま話が進み空虚な時間が過ぎていった
この物語を理解するのには前作を読んでいることが前提となる
体作りのためには消費カロリーよりも摂取カロリーの方が大きいことが大前提だ

「前提」の類語と応用・例文

「前提」の類語は「条件」や「要件」、「常識」、「原理原則」となります。使い方によっては違う意味にもなりますので文章などではしっかりと前後の関係から意味が分かるように記す必要があります。

条件が整っていて初めて商談は成立する
要件が定義されていなければ話し合うだけ無駄になりますよ
そんな事は常識なんだから今更どうこう言う話ではないだろう
原理原則さえ踏み外さなければ自ずと良い結果を得られるものだ

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